APPRAISAL(査定)

査定は、販売価格が物件の適正な市場価値と一致していることを確認するためのもので、買い手が支払いすぎず、貸し手も過剰に融資することを防ぐ目的で行われます。住宅ローンの融資を受ける際、この査定価格が購入価格を下回った場合、多くの場合は差額の補填について売り手側と交渉することになります。

CLOSING COSTS(クロージング・コスト、諸経費)

不動産の本体価格以外にかかる諸経費のことを、クロージング・コストと呼びます。
ローン手数料、登記手数料、譲渡税、タイトル保険料などの第三者手数料、および住宅保険、固定資産税、HOA費用などの前払い費用やエスクロー費用が含まれます。

CONTINGENCY(特約事項、契約条件)

売買が計画通り進むため条件のこと。例として、住宅インスペクション(物件に欠陥がないか検査)、査定評価(査定価格が購入価格を下回らないか)、ローン(ローンの融資が予定通り降りるか)、などが含まれます。このような条件が指定された期間内に買い手の満足いく結果にならない場合、買い手側は手付金を失うことなく契約をキャンセルすることができます。

DOWN PAYMENT(住宅ローンの頭金)

物件の販売価格に対する一定割合の支払いで、買い手がクロージング時に支払うものです。購入価格の3%、または20%など、貸し手やローンプログラムにより異なります。

EARNEST MONEY DEPOSIT(手付金)

EMDとも呼ばれます。買い手が住宅購入に真剣であることを示すための金額で、一般的には販売価格の3%が相場です。物件の契約成立3日以内に支払われ、クロージング日に頭金として充当されることが一般的です。

ESCROW(エスクロー)

取引が完了するまで中立な第三者が資金や物件関連書類を保管する仕組み。売買金額を払ったのに権利が移行されない、などのトラブルを防ぐためのものです。

不動産取引におけるエスクローの役割

  • 手付金、頭金、クロージング費用、などの資金を保管、受け渡します。
  • ローン書類、税申告書、保険証書など、取引に関連する書類を保管、受け渡します。
  • 買い手が確実に物件の所有権を受け取れるようにします。